中小企業などの事業承継をサポートする県事業承継・引継ぎ支援センターが１９日、橿原市でシンポジウムを開きました。
高齢化や人手不足が深刻となる中、中小企業などの事業承継は社会の課題となっていて、１９日は県内の企業にセンターの活動を知ってもらおうと、橿原市でシンポジウムが開かれました。シンポジウムでは実際に事業の引き継ぎに成功した２つの事例が発表されました。そして、母から息子へと代替わりする中、個室を増やすなどのイノベーションに成功した民宿の経営、Ｍ＆Ａを成約する形で内装専門店の事業をリフォームや不動産を手掛ける企業に引き継いだ体験談をそれぞれの当事者が語りました。
シンポジウムにはおよそ２００の企業が参加し、センターは前向きに事業承継を考え、一歩を踏み出すきっかけにしてほしいとしています。
