地震で崩落の墓地 身元不明の遺骨を祀る慰霊碑建立へ 金沢市

能登半島地震で墓地の一部が崩落した金沢市の奥卯辰山墓地公園について、村山卓市長は、2025年度、合同で遺骨を納める慰霊碑を建立する方針を明らかにしました。

奥卯辰山墓地公園は、能登半島地震で4077基ある墓のうち71基が、崩落する被害を受けました。

20日の金沢市議会で、みらい金沢の坂本順子議員の質問に対し、金沢市の村山卓市長は、遺骨の回収を進めているとともに、身元が分からない遺骨については、合同で遺骨を納める慰霊碑を建立する方針を明らかにしました。

金沢市・村山卓市長「市営墓地が崩落したということを大変申し訳ないなと思っている。この市営墓地を使用されていた方々に対しては、丁寧にこれから説明をさせていただいて、合葬の慰霊碑という形で建立させていただくことでご理解いただければ」

金沢市によりますと、71基の墓の大半の遺骨が身元不明となる見通しで、23日に利用者に対して説明会を開き、今後の対応について理解を求める方針です。

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