「聴取した内容を思ったように描けるように」プロの漫画家を招いて似顔絵捜査官の講習会 2024年には捜査官が作った似顔絵が逮捕につながった事件も

犯罪捜査で活躍する似顔絵捜査官たちの技術の向上を目的にプロの漫画家を招いての講習会が開かれました。

この講習会は似顔絵捜査官の技術の向上を目的に高知県警が毎年行っています。20日は高知県内の似顔絵捜査官29人が参加。講師を勤めたのは高知県香美市に住むプロの漫画家岡本篤志(おかもと・あつし)さんです。

岡本さんによりますと女性と聞いただけでやわらかい雰囲気の絵になってしまってはいけないということで、与えられた情報を元に骨格などの特徴をとらえることが重要です。

(似顔絵捜査官)
「覚えてくれてた方が、ちゃんとお話をしてくれたので描けました」

(似顔絵捜査官)
「足りてないところをいかに聞くかというのをもうちょっと大切に、聴取した内容を思ったように描けるように頑張りたい」

(漫画家 岡本篤志さん)
「県民の皆さんの財産を守る大事なお仕事ですから、しっかりと似顔絵の技量を磨いて、大いに役立てていただければと思います」

県警によりますと2024年捜査官が作った似顔絵が容疑者逮捕につながった事件が1件あったということで、今後も捜査官の技術向上に努めたい考えです。

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