《金出せ!》コンビニで強盗を想定した訓練「思っていた以上に迫力が…」特殊詐欺に備えた訓練も

高知県四万十町のコンビニエンスストアで強盗や特殊詐欺に備えた防犯訓練が行われました。

犯人役:
「金出せ、金出せ」

防犯訓練が行われたのは四万十町大井野にあるコンビニエンスストア「ローソン」です。この訓練は防犯意識の向上などを目的に県警が県内のコンビニで定期的に行っていて、20日は従業員と窪川警察署員が参加しました。

最初に行われたのは強盗を想定した訓練です。

刃物を持った全身黒ずくめの男が従業員に金銭を要求。男の要求に応じた従業員は警察に通報したあと駆け付けた警察官に詳細を説明しました。

次に行われたのが特殊詐欺被害を防止するための訓練です。2023年、県内で認知された特殊詐欺の被害件数は34件で、その額は6581万円と依然として多くの被害が確認されています。

《訓練》
従業員「何かのお支払いとかですか」
客「プレゼントです」
従業員「どなたにプレゼント?」
客「孫が欲しいって言ってプレゼントするんです」

高額電子マネーを購入しようとする客を前に怪しいと思った従業員が警察に通報。
被害を未然に防ぐことができました。

最後に行われたのは訓練用のカラーボールを使った投てきです。そのコツは・・・

窪川署刑事生活安全課 香川善人主任:
「人間とかに当たった場合はぽよんと跳ね返って弾けない場合とかも考えられます。
私の足元の手前を狙って地面に叩きつけるような感じで投げてください。」

従業員:
「難しいですね なかなか」

一連の訓練を終えた従業員はー
従業員:
「思っていた以上に迫力があってやっぱり思っていた通りに対応ができなくて、もうちょっと練習しておかないといけないなと思いました」

窪川署刑事生活安全課 芝洋輔課長:
「何よりも命を守る。こういったことが一番大事なことだと思います。冷静に距離をとってかつ人・着、人相・着衣そういったものをしっかり見ておく、こういったことが大事です」

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