《似顔絵捜査官》の技術向上へ「95%くらい似てます」犯人逮捕の《重要な手がかり》に

警察官が犯人逮捕につなげようと「似顔絵」の描き方を学びました。

高知県警察本部で20日開かれた講習会には「似顔絵捜査官」と呼ばれる県内の警察官29人が参加しました。香美市出身の漫画家おかもとあつしさんが講師に招かれ、参加者に目や口の描き方などを指導しました。

おかもとさん:
「気を付けていないといけないのが唇が前にでちゅう人はここに影ができる、だけど割とペタッと引っ付いた感じの人ってここに影ができない」

2人1組になり、目撃者役が写真に写った人物の顔の特徴を制作者に伝えて似顔絵を作成。制限時間は30分ですが…早い人は20分で描き終わっていました。

「まさに犯人そのものってやつですね、95パーセントくらい似てます」

参加者は髪型や目の形などを忠実に再現して丁寧に似顔絵を描いていました。

南国署から参加:
「女性は性犯罪の被害者の方に似顔絵を書くこともありますのでそういう時に生かせれたら良いなと思います」

おかもとさん:
「県民の皆さんを色々財産を守る大事なお仕事ですからしっかりと似顔絵の技量を磨いていただいて大いに役立てていただければなと思っております」

県警によりますと今年(2024年)は10件の事件や不審者情報の捜査で26枚の似顔絵が描かれていて、このうち1件が犯人検挙につながったということです。

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