【旬感いわて】暑さが増すこれからの季節にお薦め!涼を求めて岩洞湖でSUP体験

「旬感いわて」です。20日も岩手県内は気温が上昇しましたが、暑さがさらに増すこれからの季節にウォーターアクティビティはいかがでしょうか?氷上ワカサギ釣りでおなじみの岩洞湖で楽しめるSUPにIBCの井丸貴拡キャスターが挑戦しました。

(井丸貴拡キャスター)
「連日真夏のような暑い日が続いていますが本州一寒いと言われるここ薮川でSUP体験が楽しめます 気持ちいい~」

冬の氷上ワカサギ釣りで有名な盛岡市薮川の岩洞湖で5月、今シーズンの営業がスタートしたのがSUP体験です。

SUPとは、スタンド・アップ・パドルボードの頭文字を取った略称で、サーフボードの上に立ち、1本のパドルを漕いで海や湖などで水面を進むウォーターアクティビティです。

(香取良翼さん)
「カヌーとカヤックとかとは違った立って漕ぐスポーツですので、視線が高くなるのでより遠くまで見えるので、岩洞湖と相性が良いのかなと思います」

岩洞湖でのSUP体験を企画運営する香取良翼さんです。
冬ににぎわう岩洞湖を1年を通して盛り上げたいと2023年7月に常設のSUP体験を立ち上げました。
湖の上でのSUP体験は、波もなく初心者でも安心です。

準備運動をして、レクチャーを受けて、いざ出発!
(井丸貴拡キャスター)
「気持ちいい~!」

盛岡市の中心部と比べると4から5度ほど気温が低い日が多い薮川地区。
この日の最高気温も盛岡の27.2度に対して薮川は23度と過ごしやすい気温でした。

湖の上はさらに涼しく感じ、SUP体験は暑さが増すこれからの季節にお薦めです。(井丸貴拡キャスター)
「この岩洞湖の上で青空、そしてこの白樺の白と緑、心癒されますね」

(香取良翼さん)
「北欧って単語を良く使いますね。白樺林がここまである湖のほとりっていうのは全国的にも珍しいので、気温もそうですけど過ごしやすいので、日本にいながら北欧感のある自然を感じていただけるのかなと思います」

サップ体験を企画した香取さんは千葉県出身。
地域おこし協力隊への就任をきっかけに、盛岡市へ移住しました。

(香取良翼さん)
「私の妻が盛岡出身で、その関係で良く盛岡に遊びに来ていたんですけど。地域おこし協力隊で薮川地域を募集してて、それに応募して引っ越してくることになりました」

2019年から協力隊の活動を始めた香取さんは、高まりを見せるアウトドア人気に注目し、オリジナルグッズの商品化などに取り組みました。
こちらは、職人が専用の型を造り生産する南部鉄器製のクマよけの鈴。

色は岩洞湖の青と自然の緑を表現しています。
(香取良翼さん)
「これを見て、おっ岩洞湖って岩洞湖を知らない人でも岩洞湖に興味を持ってもらえるところが一番うれしいですね」

岩洞湖の自然に魅了された香取さんは、地域おこし協力隊の退任後も盛岡市に残り、今はSUPの魅力を発信しています。

SUP体験にかかる時間は、準備も含めておよそ2時間。
途中休憩を取りながら湖の上を2から3キロほど進みます。

ほとんどの人は湖に落ちることはないそうですが…慣れてきたときこそ油断は禁物です。

(井丸貴拡キャスター)
「自然を全身で体感したような感じで楽しかったです」

(香取良翼さん)
「紅葉の時期なんかは風も穏やかで、紅葉が湖面に写り込むような景色が見られたりもしますので、新緑だったり紅葉だったり、四季の変化を全身で感じられるのが岩洞湖なのかなと思うので、この時期が特別だよというよりは1年中特別な感じで考えています」

初夏から秋にかけてその表情を変える岩洞湖の自然を楽しむことができるSUP体験は、今シーズンは10月下旬まで営業する予定です。

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