難波静岡市長が「クッキングスタジオ」⁉大学生と得意の料理をしながら意見交換 距離は縮まったか

静岡市の難波市長が、市民と一緒に料理をしながら意見交換もしようというイベントが開かれました。市の若手職員が考えたというこの企画。果たして、効果はあったのでしょうか。

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慣れた手つきで蕎麦打ちをしているのは、エプロン姿の静岡市の難波市長です。難波市長の趣味である「料理」を通じて、市民との距離を縮めることを目的に開かれた、その名も「なんばクッキングスタジオ」。6月20日は、静岡大学の学生7人が参加しました。

<静岡市 難波喬司市長>
Q.(難波市長は)多忙だと思うが、趣味の料理の時間をどう作っている?
「早いんですよ、料理するのが。家に帰ってちょっと時間があったらササッと作って、あとはワインが好き」

料理で打ち解けた後は、ディスカッションの時間です。学生たちが「理想のまち」をテーマに、難波市長に直接意見をぶつけました。

<静岡大学の学生>
「(静岡市には)広い公園がないと感じている」
<静岡市 難波喬司市長>
「(私の時代は)みなさんとは違って、インターネットやゲームもなかったので、外で遊ぶことがほとんどだった。(静岡市は)身近なちょっと遊べる公園が不足しているので、もっと充実していかないといけない」
<静岡大学の学生>
Q.大学生とか30代の市の活動への参加率が低いと聞いたが?
<静岡市 難波喬司市長>
「結構いいことやってるんですけど、知られてなくて広報も下手。近々また相談に来たいと思う」

このイベントは、市の若手職員の提言などがきっかけで始まりました。料理しながらの意見交換で、両者の距離は縮まったのでしょうか。

<静岡大学の学生>
「僕はずっとここが地元なので、地元のことを市長がいま、どういう風に考えているのかが伝わってきていい機会だった」

Q.難波市長の印象は変わった?
「テレビで映っている人でお堅めな印象だったけど、すごく自分の意見とかを聞いてくれて、分かりやすく説明してくれて、気さくな方で話しやすかった」

<静岡市 難波喬司市長>
「最近の若い皆さんは意識高いですね。自分が二十歳くらいの時は意識低かったですね。これだけ意識が高いので、こういう方々が静岡に残って活躍できる社会づくりが大事だと思う」

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