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西武ホールディングス(HD)の定時株主総会が21日、埼玉県所沢市内で開かれ、西武ライオンズの奥村剛球団社長(56)がパ・リーグ最下位に低迷するチームの現状を株主に謝罪した。奥村社長は「現在成績が振るっておらず、たいへん皆さま方にはご期待に添えず申し訳なく思っています」と頭を下げた。
株主からは「今年も非常に残念な結果が続いて悲しい気持ちでいっぱいになります。OBでなくても勝てる監督を選んでほしい」と切望する声が上がり、会場から拍手も起きた。
奥村社長は5月下旬に松井稼頭央監督が休養し、渡辺久信ゼネラルマネジャー(GM)が監督代行を務めることになった人事について「チームの現状や戦績を分析して、球団内で議論を重ね、今回については現状をよく把握しているGMに監督代行をお願いしました」と説明。「シーズン中でもございますので、まずはこの布陣でしっかりと上位を目指して、もう一度勝利に執念を持ってチームは戦っていく所存でございますので、どうかご理解賜りますようお願い申し上げます」と回答した。
西武は交流戦でも2年連続最下位に終わった。リーグ戦では19勝44敗で、5位オリックスと10・5ゲーム差の最下位と低迷している。チームは午後6時から京セラドーム大阪でオリックスと対戦する。