NTTイードローン、富山スマート農業高精度位置補正情報サービスの提供業務を受託

by ドローンジャーナル編集部

2024年6月18日、NTT e-Drone Technology(以下、NTTイードローン)は、2024年6月1日より富山県が事業開始した富山スマート農業高精度位置補正情報サービス(以下、富山RTKサービス)の提供業務を受託することを発表した。

RTKを活用したロボット田植機無人の田植機が田植えをしている画像

NTTイードローンは、農業ドローン「AC101 connect」の開発・普及を通じて、ネットワークRTKを用いた高精度な自動航行による農作業の省力化や高度化に取り組んでいる。既存のネットワークRTKサービス配信事業者と連携し、接続検証の実施や農業従事者からの問い合わせに対応してきた。

NTTイードローンは、富山RTKサービス向けに大きく3つの業務を受託する。

1. 富山県の農業従事者にとって最適な既存の配信サービス(NTTドコモ「docomo IoT 高精度GNSS位置情報サービス」)の選定・提供
2. 富山RTKサービスを利用するために必要となる農業従事者からの申し込みや問い合わせ対応業務
3. 富山RTKサービスの普及に資する資料作成やイベントの実施

RTKを活用した農業ドローン田んぼの上を飛行するドローンの画像

既存の配信サービスを利用することで、固定基地局を自治体が自ら設置運用する場合と比べて、安価かつ安定的なサービスの実現と運用を可能とする。加えて、専門的な知見が必要となる申し込みや問い合わせ対応をNTTイードローンが担うことで、より効率的・効果的なユーザー対応と普及活動を推進するとしている。

RTKを活用したマルチ張りの作業風景畑に張られたマルチシートの画像

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