長期間保存ができて、そのまま焼くだけでもおいしい! 鶏もも肉の【塩+油で下味冷凍】

「塩と油をまぶして冷凍室に入れるだけで、鮮度をキープしながらうまみをアップさせることができます」と話すのは、料理研究家の小田真規子さん。ここでは、小田さんのレシピ本『おいしくなるうえ鮮度が続く 塩と油で下味冷凍』から、「鶏もも肉の下味冷凍」の方法と活用レシピをご紹介します。

【鶏もも肉】ならとり出して焼くだけ、揚げるだけでいい

鶏もも肉は、くさみのもととなる余分な脂肪をとり除いてから1枚のままか、8等分に切って下味冷凍にしましょう。

1枚のまま冷凍したものを焼くだけでうまみがギュッと詰まったおいしいソテーになりますし、カットしたものは煮物やスープにすると、肉から出るだしや塩分が煮汁に移り、深い味わいが楽しめます。

鶏胸肉に比べて水分が少ないため、解凍のスピードが早く、半解凍ぐらいの状態で、包丁で切って使えるのもいいところです。

鶏もも肉の下味冷凍を使ったレシピ① 【鶏ももの揚げ焼き 甘酢青のりあえ】

先に油をからめてから加熱すれば、少ない油でサクッ!

【鶏もも肉の下味冷凍】の材料

鶏もも肉(8等分に切る)…1枚分(250~300g)
塩…小さじ½
油…大さじ1
※冷凍保存期間は約2カ月

【鶏ももの揚げ焼き 甘酢青のりあえ】の材料(2人分)

鶏もも肉の下味冷凍…1袋
小麦粉…?大さじ4
サラダ油…?½カップ
【A】
酢、砂糖?…各小さじ1
こしょう?…小さじ½
青のり…小さじ2

作り方

❶鶏肉の下味冷凍は冷凍室から出し、20〜30分おく。1切れずつはずし、小麦粉をしっかりとまぶし、にぎるように丸める。
❷直径20cmのフライパンに①を並べ入れ、サラダ油を振りかける。中火にかけ、7~8分かけて揚げ焼きにする。こまかい泡が立ち、衣がカリッとして揚げ色がついたら上下を返し、さらに2~3分揚げ焼きにし、油をしっかりきる。
❸ボウルに②を入れ、【A】を順に加え、そのつどからめる。

★MEMO★
先に酢をからめておくと、その水分で砂糖がとけ、全体に行き渡ります。

料理のポイント(画像ギャラリーで公開)

鶏もも肉の下味冷凍を使ったレシピ② 【鶏ももとキャベツのスープ蒸し】

鶏肉のうまみ、塩分を吸ったキャベツが格別!

【鶏もも肉の下味冷凍】の材料

鶏もも肉(8等分に切る)…1枚分(250~300g)
塩…小さじ½
油…大さじ1
※冷凍保存期間は約2カ月

【鶏ももとキャベツのスープ蒸し】の材料(2人分)

鶏もも肉の下味冷凍…1袋
キャベツ…?¼ 個(250g)
粒マスタード…?大さじ2

作り方

❶鶏肉の下味冷凍は冷凍室から出し、20〜30分おく。キャベツは7~8㎝大に切る。
❷フライパンにキャベツを広げ入れ、鶏肉を1切れずつはずしてのせ、水½カップを回し入れる。ふたをして中火にかけ、煮立ったら弱火にし、肉に火が通るまで約10分蒸し煮にする。器に盛り、粒マスタードを添える。

※この記事は『おいしくなるうえ鮮度が続く 塩と油で下味冷凍』小田真規子著(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。


© 株式会社主婦の友社