J3相模原の監督を解任された戸田和幸が想いを伝える。今後に向けても言及「サッカー人として、もっともっと成長できるように」

6月18日付でJ3のSC相模原の監督を解任された戸田和幸氏が、自身のYouTubeチャンネルに最新コンテンツを投稿。監督生活や今後について語った。

YouTubeの更新は約1年半ぶり。戸田氏は「文面だけでしか解任の挨拶ができなかった。顔を出して、チームの人たちもそうですが、特にサポーターの方、サッカー関係の方たちに一言ご挨拶をしようと思いまして」と明かす。

まず、解任のいきさつについては話さないとしたうえで、相模原の関係者やファン・サポーターに感謝を表す。

志半ばでチームを去ることになったが、選手が監督によって起用されるのと同様に、指揮官もジャッジされるとして「唐突な感じはありましたけど、決まったことが目の前にあった時は、それを受け止めて、受け入れたうえで、また次に向かって動き出すだけという気持ちでした」と振り返る。

そして、約1年半の監督生活で「随分鍛えてもらったところがあります。フットボールの側面だけじゃなくて、組織を束ねるマネジャーの部分でも、すごくいろんな経験をさせてもらいました」と述べる。

【動画】戸田和幸氏が約1年半ぶりにYouTubeを更新。ファンに感謝のメッセージ
JFLのブリオベッカ浦安の監督である元日本代表DF都並敏史氏は、戸田氏の解任の発表後に最初に連絡をくれたようで、選手や監督からも多数のメッセージをもらったという。

そして、ファン・サポーターには、こう言葉を送る。

「ここまで結びつきを感じられるものとなるとは思わなかったですけど、サポーターの皆さんの思いを感じながら一緒になって、ここまでチームを支えていただいて戦ってこられたという思いが、本当に強くて。若くてまだまだこれからの選手が多かった昨シーズンは、この時期もまだ試合になかなか勝てていなかったので、本当に辛抱とか忍耐とか、そういうものをサポーターの皆さんにも強いてしまったところはあるので、申し訳なかったなとは、今でも思ってます。

それでも、自分のその問いかけに対して、一生懸命に聞いてくれて、若くてこれからの選手たちも一生懸命、励まして支えてくれたからこそ、チームがそこで踏ん張ることができて、崩れずに夏以降の内容と結果につなげられた部分は本当に、皆さんのサポート以外にないので。今シーズンももちろん同様にいつも、いつも前向きな姿勢、言葉をチームにかけ続けてくれたことに対して、本当に心から感謝しています」

今後の活動は未定で、「時間ができたので、もう1回勉強をしたいとか、いろんなとこに出向いて会いたい人がいるとか、そういったところもあります。どのようにこれから時間を過ごすのか、まだ考えている段階ですけども、いずれにせよ、自分はサッカー人なのでサッカー人として、誰かに何かに貢献ができるような、もっともっと成長できるように時間を使いたい」と意気込んだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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