今年度初の高知県総合教育会議 知事や教育長らが「教育のDX化」など議論

知事と高知県教育委員会が教育について話し合う、県総合教育会議が開かれました。今年度では初の開催で、教育現場のDX化などについて意見が交わされました。

県総合教育会議は、知事と県教育委員会が連携を強化するため、年に3~4回開かれています。21日は、今年度から4年間取り組む県内教育の3つの基本目標などが共有されたほか、子どもたちにタブレットを支給するなどの教育現場のDX化推進について意見が交わされました。

DX化をすでに進めている学校からは「自分にあった予習・復習ができる」などの意見が共有され、委員たちは、子どもたち1人1人にあった学習や指導ができるDX化をさらに進めていく考えを示しました。

(県教育委員会 長岡幹泰 教育長)
「インターネット検索によって新しい知識や情報を得る。友達と自分の考えを交換していく。パワーポイントを使って自分の考えをまとめて発表できる、そんな学びもできる」

(濵田知事)
「今回の先進校の取り組みを参考にして、県下全体で、子どもたち1人1人の状況に応じて活用できるように尽力いただければと思います」

一方で、自宅にインターネット環境がない子どもたちへの対応や、すべてに取り入れるのではなくDX化のメリットとデメリットを理解し、適切な場面で使うべきだという意見も出ていました。

次回の会議は11月に開かれる予定です。

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