公共交通機関の利用促進を目指し、中学生と小学生対象の「鉄道、バス乗り方教室」 岩手・宮古市

岩手県宮古市で鉄道やバスに無料で乗車できる事業が来月始まるのを前に、中学生向けの乗り方教室が行われました。

これは人口減少で存続が危ぶまれる公共交通機関の利用促進につなげようと、宮古市が企画したものです。対象は岩手県立宮古恵風支援学校の中学部を含む市内の中学生で、交付されるフリー定期券を使って市内を走る鉄道とバスに無料で乗ることができます。
21日は宮古市立花輪中学校の2年生13人が、三陸鉄道と岩手県北バスの乗り方を学びました。

三陸鉄道の担当者は乗り込む際に整理券を取り、下りる時はフリー定期券と一緒に運転士に提示するよう丁寧に説明しました。岩手県北バスは本物のバスを使って乗り降りを指導し、生徒たちは真剣に取り組んでいました。
この事業は7月1日から9月30日まで行われます。

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