食べたことない!福島県のアカエイ入りメンチカツ販売 関東などのイオンで

「あかえい入メンチカツ」(左)と試食用のメンチカツバーガー

 流通大手のイオンリテール(千葉市)は福島県沖で水揚げされ、これまで利用されていなかった「アカエイ」を使った新商品「あかえい入メンチカツ」を開発した。23日まで関東や北陸信越、東海、近畿、中四国のイオンやイオンスタイルなど約350店舗で販売している。

 アカエイは尾のとげに毒があり、軟骨が多く大型で扱いにくいなどの理由で流通機会の少ない魚種として知られている。県産水産物の常設販売コーナー「福島鮮魚便」を設けているイオンリテールが県漁連や県と協力し、新たな「常磐もの」として売り出そうと半年かけて商品化した。3日間で5千パックを販売し、売れ行きを見ながら今後も製造、販売を続ける。

 21日は東京都のイオンスタイル品川シーサイドで、「ふくしま常磐ものアンバサダー」の任命式が行われた。任命された芸人の宇宙海賊ゴー☆ジャスさん(いわき市出身)は「福島県産のお魚を全国、全世界、全宇宙に広めていきたい」と意気込みを語った。店頭にも立ち、買い物客に新商品をPRした。

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