サントリーが栃木の工場名称を変更 記念のプレゼント企画を県内スーパーなどで実施

新たな工場名が書かれたプレートを掲げる岡専務執行役員(右から2人目)と天利副知事(中央)=21日午後、県庁

 サントリーホールディングスは21日、栃木市仲方町の梓(あずさ)の森工場の名称を7月1日から「サントリー 栃木 梓の森工場」に変更すると発表した。名称変更を記念し、同日から県内のスーパーなどで同社の酒類製品を購入した人にプレゼントが当たる企画を始める。

 同工場は1977年に開設した。「翠(すい)ジンソーダ缶」や「こだわり酒場」などを製造し、スピリッツ・ワイン関連では同社で国内最大の生産量を誇る。県産のナシやイチゴを使った商品も開発。名称変更を機に、本県ゆかりの製品開発や地域貢献活動を強化する。

 プレゼント企画は、同工場で作った製品が計150人に当たる。期間は7~8月で、同社の酒類製品を1点以上含む合計1千円以上のレシートがあれば応募できる。

 同日、同社の岡賀根雄(おかかねお)専務執行役員らが県庁を訪れ、天利和紀(あまりかずのり)副知事に名称変更を報告した。

 岡専務は「地元に愛される工場となって、栃木県の発展にも貢献したい」とあいさつ。天利副知事は「名称変更により、素晴らしい製品が栃木県で生産されていることを多くの県民が感じることができる」と期待を寄せた。

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