ホタルの光に負けないくらい美しく 福島県いわき市三和町 イベント控え中学生らが会場清掃

三和ふれあい館でごみ拾いに取り組む三和中の生徒ら

 29日に、福島県いわき市三和町で開かれるホタル観賞イベントを前に、会場となる三和ふれあい館や好間川沿い遊歩道などで21日、清掃活動が行われた。ホタルが生息する環境を守り、イベントを盛り上げようと、三和中の2年生が企画し、三和町商工会青年部ら地域住民が協力した。

 三和地区地域おこし協力隊の溝端宏幸隊員が2023(令和5)年度に開いたワークショップで、三和中の生徒から「地域に協力を呼びかけ、イベント前に会場周辺のごみ拾いをしたらどうか」とのアイデアが出た。「スマイルアップ・ゴミダウン大作戦」と名付け、生徒が清掃活動への参加を呼びかけるチラシを作成した。

 清掃活動には三和中の2年生12人をはじめ、三和支所や三和町商工会青年部などから合わせて約50人が参加した。参加者は紙くずや枯れ草などを拾い集め、ごみ袋などに入れて回収した。

 三和町商工会青年部が主催するホタル観賞イベント「ほたるのさんぽみちINみわ」は29日午後5時から午後8時30分まで、三和ふれあい館などで開かれる。昨年に続いて2回目。当日は三和ふれあい館裏の好間川沿いの遊歩道を散策しながらホタルを観賞できる。会場には物販や飲食のブースを設け、三和町の特産品などを提供する。先着順で小学生以下の来場者にお菓子をプレゼントする。夜間のため、来場する際は懐中電灯の準備を呼びかけている。

 イベントの問い合わせは同商工会へ。

(いわき版)

© 株式会社福島民報社