西武 12球団で最も遅く20勝到達 投打が噛み合い5連敗でストップ 勝率3割を割り込む中、きっかけの白星になるか

 3回、岸(中央)は3ランを放ち、笑顔で生還する(撮影・坂部計介)

 「オリックス2-4西武」(22日、京セラドーム大阪)

 西武が連敗を5で止め、12球団で最も遅く20勝に到達した。

 打線は初回に犠飛で1点を先制すると、三回に4番・岸が左翼へ貴重な追加点となる3ランをたたきこんだ。先発の隅田は7回を投げ7安打を浴びながらも無四球で1失点にまとめた。左腕は「きょうもたくさんの応援が力になりました。明日は(高橋)光成さんなのでやってくれると思います」と語った。

 2点リードの九回はアブレイユが登板するも、先頭の宗に一塁線を破られる二塁打を浴びた。それでも後続をしっかりと打ち取ってリードを守ったまま試合を締めた。

 西武は21日の試合で5連敗を喫し、勝率が3割を切る中、100敗ペースという異常事態に陥っていた。それでも投打が噛み合って挙げた1勝で上昇気流をつかめるか、注目だ。

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