日本ハム 連敗3でストップ 4番レイエスが3安打&V打 緊急昇格の福田が2安打2打点 伊藤は6勝目

 日本ハム・レイエス

 「日本ハム5-2楽天」(22日、エスコンフィールド)

 日本ハムが引き分けを挟んでの連敗を3で止めた。4番に抜てきしたレイエスと、昇格即8番でスタメン出場した福田光の起用が的中した。

 2点を追う二回は万波の犠飛と福田光の左前適時打で同点に追いついた。五回は2死一塁からレイエスがこの日3安打目となる右中間適時二塁打で勝ち越し。「何とかチームにリードをもたらしたかった。しっかりと自分のスイングを表現することができたと思う」とコメントした。六回は福田光の右翼線適時二塁打、郡司の適時打で突き放した。

 負傷で登録抹消となった水野に代わって1軍緊急昇格となった福田光は、この日午前8時の飛行機で北海道に移動。試合前練習途中に合流した。新庄監督にも挨拶。「グラウンドが変わるだけ。普通のプレーをしたら大丈夫」と声を掛けられた。福田光も「今までやったことしか出ないと思ったので、気負うことなくいつも通り打席に入りました」とコメントした。

 先発の伊藤は6回8安打2失点で6勝目。初回は鈴木、浅村の適時打など4安打を浴びて2点の先制を許したが、二回以降は立ち直った。四回は無死からの連打と犠打で1死二、三塁のピンチを招いたが、粘りの投球で生還を許さなかった。

 「初回はバタついてしまいましたが、その後は粘って投げることができたと思います。欲を言えばもう1イニングでも投げたかったですが、最低限の役割を果たせて良かったです」とコメントした。

 九回は田中正義が抑え、5月21日以来となる11セーブ目を挙げた。

© 株式会社神戸新聞社