「街クラブでも日本代表になれますか?」部活&Jユース出身、遠藤航の回答は――「海外で一番当たりが強い選手」は3人

遠藤航(リバプール)が6月22日、出身地の横浜でサッカーイベント「遠藤航カップ」を開き、ゲストの町田浩樹(ユニオン・サン=ジロワーズ)と共に小学生と交流した。

10チームに分かれて試合を行なった後の閉会式では、質問コーナーが設けられ、子どもたちが森保ジャパン戦士2人に次々に質問。そうしたなか、「街クラブでも日本代表になれますか?」と問われると、中学時代は部活動でプロを目ざしていた遠藤は、自身の経験を踏まえ、こう語った。

「僕も小学校は普通の地元のクラブでやっていて、中学校は部活、高校から湘南ベルマーレのユースチームに入りました。ベルマーレ知ってる? ベルマーレのユニホーム(を着てくれている人)何人かいたもんね。街クラブでやっててもサッカー選手になれた人はいるし、僕は部活でしたけど、部活でやっててもサッカー選手になれる人はいると思うので、とにかく頑張ってやっていけばサッカー選手になれると思います」

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また、「海外でプレーしていて一番当たりが強かった選手は誰ですか?」と訊かれた際には、「誰だろう...うーん...」と熟考。そのうえで、プレミアリーグで2年連続得点王に輝いたマンチェスター・シティのエースと、リバプールのチームメイト2人を挙げた。

「ハーランドは強かったかな。チームメイトだったらやっぱりファン・ダイクじゃない? コナテとかも強いけど。そう、強いのはハーランドとか、ファン・ダイク、コナテあたりかな」

この問いには町田も回答。三笘薫(現ブライトン)もユニオンSGに在籍した2021-22シーズンに共闘した、デニズ・ウンダフ(23-24シーズンはシュツットガルトに期限付き移籍)だと伝えた。

「シュツットガルト(のユニホーム)を着ている人がいたので...ウンダフっていうフォワードがシュツットガルトにいるんですけど、分かる? 元々ユニオンでチームメイト。ウンダフはすごい身体が強くて、今ドイツ代表でユーロに出てます。強かったですね」

イベント会場では、2人の話からも分かるように、遠藤の所属クラブである湘南、シュツットガルト、リバプールのユニホームで駆けつけたファンが数多く見受けられた。

この状況を受け、去就でも注目を集める町田は「ユニオン含め、今後僕のユニホームが増えてくれるといいな」と飛躍を誓った。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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