サッカー元日本代表でJリーグ特任理事の小野伸二（おのしんじ）さん（44）が講師を務めるサッカー教室が22日、宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎで開かれ、小学生約120人が一流の技術を学んだ。
教えたのは小野さんと、J2栃木SC元選手の西澤代志也（にしざわよしや）さん（37）。教室は低学年と高学年の2部に分けて開催。青空の下で始まった4～6年生の部で、小野さんは「誰よりもボールに触っていた」と幼少期の思い出を振り返りながらドリブルやリフティングを指導。その後は一緒にミニゲームを楽しんだ。気候変動とサッカーの関係などを語る「サステナトーク」も行い、計1時間半ほどで終えた。
小野さんは「サッカーの楽しさを知れば意欲にもつながる。どんなスポーツでも苦しいことはあるが、楽しむことを大事にしてチャレンジしてほしい」と思いを語った。同市陽光小4年亀山紘人（かめやまひろと）さん（10）は「トラップがすごかった。いろいろな所を見てパスを出していたのを自分もやりたい」と話した。
同教室はJリーグが主催。全国各地のJクラブと協力して開かれ、県内では初開催となった。
