「素晴らしい大会を過ごしている」ベルギー主将デ・ブライネ、不発続くルカクを全面擁護! 将来にも言及「引退時期は…」【EURO】

現地時間6月22日に開催されたEURO2024のグループステージ第2節(E組)で、ベルギーはルーマニアとドイツのケルンで対戦。初戦はスロバキアに0-1で敗れたなか、2分にユーリ・ティーレマンス、80分にケビン・デ・ブライネが得点を挙げ、2-0で快勝した。

プレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いたのは、デ・ブライネだ。頼れる主将は、守護神クーン・カステールスのロングパスで一気に抜け出し、追加点を奪ったシーン以外でも、迫力あるドリブルや絶妙なスルーパスで度々チャンスを演出し、格の違いを見せつけた。

欧州サッカー連盟の公式サイトによれば、殊勲のデ・ブライネは試合後、手応え十分にこう振り返った。

「初戦を終えて、心配はしていなかった。プレー自体は悪くなかったからね。明らかにミスはあったが、ネットを揺らせなくても、チャンスは作れていた。(今夜は)良いプレーができたし、勝利に値した。とても嬉しいよ。初戦との唯一の違いは、ユーリとアマドゥ(・オナナ)を見つけやすくなり、4対3の局面を作れるようになった部分だと思う。どのフォーメーションにも長所と短所がある。僕らは監督に従うだけだ」

【動画】デ・ブライネが鮮やかフィニッシュ!GKのロングパスからワンタッチで流し込む
中盤を支配する背番号7はまた、この日も不発に終わった一方で、先制点をアシストしたロメル・ルカクに言及。利他的なエースを称えた。

「ロメルは今日、素晴らしい試合をした。ユーリへのお膳立てを見ただろ。彼はとてもアンセルフィッシュだ。僕からしてみれば、彼は素晴らしい大会を過ごしている」

今月28日に33歳となるデ・ブライネ。怪我が増え、稼働が減少傾向にはあるものの、ピッチに立てば存在感は唯一無二だ。果たして、代表でのプレーはいつまで見られるか。本人は将来に関して「このチームで10年間プレーしてきた。若い選手たちに伝えるべき知識はたくさんあるが、いつ引退するかは決めていない」と語っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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