ポステコグルーがサウスゲイトの采配に苦言「選手が本来のポジションでプレーする姿を見たい。少しは安定すると思う」【EURO】

低調なイングランド代表に、トッテナム指揮官が私見を述べた。

ドイツで開催されているEURO2024で、イングランドはグループステージの2試合を終えて1勝1分。セルビアに1-0で勝利し、デンマークとは1-1で引き分けて、勝点4でグループ首位に立つ。

決勝トーナメント進出に向けて優位な立場にあるが、評判は芳しくない。セルビアを圧倒できず、デンマーク戦は先制しながらも逃げ切れなかった。代表OBのウェイン・ルーニーも「活気のないパフォーマンスだ」と評する。

トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督も、ガレス・サウスゲイトが率いるチームの戦いぶりを不安視している。イギリスメディア『daily mail』によれば、58歳のオーストラリア人は選手起用の改善を求めている。

「まずは選手が本来のポジションでプレーする姿を見てみたい。それが出発点だと思う。そしてミッドフィルダーをミッドフィールドのエリアに、ウイングをウイングのエリアに配置すれば、少しは安定すると思う」

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たとえば、リバプールでは右SBが主戦場のトレント・アレクサンダー=アーノルドは、代表ではデクラン・ライスと中盤でコンビを組んでいるが、daily mailは「これまでのところ、多くの人が期待しているような創造的な成果は生まれていない」と指摘する。

ポステコグルー監督も危機感を抱いているようだ。

「選手たちがもう少し自由に、自信を持ってプレーするという点で勢いをつける必要がある。トーナメントのどこかの時点でそれができなければ、チャンスを逃すだろう」

イングランドは周囲の懸念を払拭するような戦いを見せられるか。GS最終節はスロベニアと対戦。引き分け以上で16強入りを果たせる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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