3位発進の渋野日向子は粘りの「73」で逆転優勝へ望み 注目のパリ五輪争いは古江彩佳が苦戦、山下美夢有が急上昇

ワシントン州のサハリーカントリークラブで行われている全米女子プロゴルフ選手権は22日、3日日が行われ、3位から出た渋野日向子は3バーディ、4ボギーの73で回り首位と4打差の5位につけた。

またパリ五輪の出場権争いも注目が集まるなか、山下美夢有古江彩佳には明暗が分かれている。

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■序盤にボギーをたたくも持ち直す

渋野は初日、2日目と安定したスコアで優勝争いに加わって3日目を迎えた。しかし、この日は1、3、4番でボギーをたたくまさかのスタート。崩れかけたなかで、5番でバーディを奪うと、後半でも2つスコアを伸ばすなど踏みとどまり、逆転優勝に望みをつないだ。

また、パリ五輪出場権争いも熾烈を極める。笹生優花が当確のなかで迎えた今大会は世界ランキング20位で日本勢2位の古江、同21位の同21位の畑岡奈紗、同22位の山下が争う構図となっていた。

そんななか、畑岡がまさかの予選落ちでこの争いから陥落。古江はパリ行きを確定させたいなか、2、3日目にスコアを落とし、38位タイと苦しい状況。一方の山下は、3日目に3バーディ、1ボギーの70で回り通算5アンダー。トップと2打差の2位タイに上昇。ライバルたちが苦しむなかで、一気に今大会の優勝とパリ行きに向けて流れを引き寄せた。

日本選手が優勝争いに加わるなか、今回の全米女子ゴルフの最終日にはどのようなドラマが待っているのか。

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