政治の現場に触れる 小学生、箱根町議会を傍聴 小田原市・箱根町・湯河原町・真鶴町

議会の内容に集中する小学生

箱根町議会の6月定例会が始まった6月11日、町内の小学6年生が議会傍聴に訪れた。

これは、自分たちの暮らしを支える政治の働きに理解を深め、住民としての意識を育んでもらおうと、2015年から地域教育の一環として実施されているもの。社会科の単元で、町民と議会、町長(町役場)の関係性などを学んだ湯本小、仙石原小、箱根の森小、恵明学園小の小学生約50人が参加した。

緊張感のある議場に初めて訪れた小学生たちは、陳情や収支報告、議案などをメモを取りながら注意深く聞いていた。湯本小の佐々木柚輝さんは「しゃべっている内容は難しかったけど、丁寧に話していて聞きやすかった」、田中竜乃介さんは「ガザ地区の停戦を求めることなど、箱根以外のことも話し合われていた」と振り返った。湯本小の長谷川ゆき校長は「学校で学んだことと、現場で実際に行われていることが今回の見学を通してつながったと思う。とても良い機会になった」と話していた。

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