大谷翔平の3戦連発に「本当に投げるボールがないという状態」NHKBSで解説うなる ベンチでスミスコーチいじりも

 3回、23号2ランを放った大谷(ロサンゼルス・ドジャース提供)

 「ドジャース-エンゼルス」(22日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手は三回の第2打席で3試合連発となる23号2ランを放った。

 この回、先頭のラックスが粘りに粘った末、9球目の甘い球を右翼席にたたきこんだ。続くビジオが鮮やかにセーフティーバントを決め、内野安打で出塁した。

 無死一塁で打席を迎えた大谷。エンゼルスに新加入したプリーサックとの対戦だったが、初球のインサイドをしっかり見送った。2球目もアウトコースに大きく外れ、カウント2ボール。3球目の浮いた変化球を完璧にとらえた。

 NHKBSで解説を務めた山下大輔氏も「打った瞬間でしたね。本当に投げるボールがないという状態じゃないでしょうかね」と絶賛。7戦連続安打&打点とその打棒は止まらない。ベンチではチームメートと「ガオーポーズ」を繰り出し、ロハスとは3試合連続の「イエーイ!」も。さらにスミスコーチをイジリ倒して喜びを表現した。

 第1打席は2球で追い込まれてしまったが、低めの変化球をしっかりと見極めた。最後はアウトローのチェンジアップをうまく右手一本で払ったが、打球は惜しくも右翼正面を突いた。追い込まれてからの対応は抜群で、状態の良さをうかがわせるシーンだった。

© 株式会社神戸新聞社