レンジャーズ・シャーザー 日本時間24日のロイヤルズ戦に先発へ

昨季王者レンジャーズに頼れる大ベテランが戻ってくる。日本時間6月23日、レンジャーズは39歳のベテラン右腕、マックス・シャーザーの戦列復帰が決まったことを発表。あす日本時間6月24日に本拠地グローブライフ・フィールドで行われるロイヤルズ戦に先発する予定となっているようだ。シャーザーはオフにヘルニアの手術を受け、右手親指の痛みや神経の炎症もあり、戦列復帰が大幅に遅れていた。今季マイナーAAA級ではリハビリも兼ねて3試合に先発。シーズン開幕77試合目にして、いよいよメジャーのマウンドに立つことになった。

シャーザーはサイ・ヤング賞3度、オールスター・ゲーム選出8度、ワールドシリーズ制覇2度、通算214勝、3367奪三振という輝かしい実績を誇る名投手。激しい闘争心を持つ選手としても知られており、「とにかくマウンドに戻りたくてたまらない。(もともとは5月中旬に復帰できる予定だったのに)6週間も足踏みしているし、とてもフラストレーションが溜まっているんだ。ようやくページをめくり、マウンドに立つチャンスを得ることができた。とにかくチームの勝利に貢献したい」と語っている。

マイナーAAA級でのリハビリ登板は、3試合に先発して11イニングを投げ、0勝1敗、防御率4.91、17奪三振という成績。直近の登板では、速球は平均92.1マイル、最速93.4マイルを計測したが、これは昨季の平均球速(93.7マイル)に届かない数字だった。しかし、シャーザーは不安視しておらず、「俺はマウンドに立つとアドレナリンが出る投手なんだ。そういう環境に身を置けば、自然と力が出る。ブルペンで最高のボールを投げることもできないし、オープン戦でも力が出ない。(公式戦になればアドレナリンが出るはずだから)それほど心配していないよ」と強気のコメントを残している。

レンジャーズは現在、ネイサン・イオバルディ、ジョン・グレイ、マイケル・ロレンゼン、アンドリュー・ヒーニー、デーン・ダニングの5人でローテを形成しているが、シャーザーの復帰に伴い、最も防御率が悪いダニングがブルペンに回ることになった。今後はコディ・ブラッドフォード、タイラー・マーリー、そしてジェイコブ・デグロムといった投手たちの復帰も予定されており、先発投手の層は格段に厚くなるはずだ。故障者の復帰とともに、昨季王者の逆襲が幕を開ける。

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