五輪メダリストの松田丈志さんも参加し「スポーツごみ拾い」 中海を泳ぐ「オープンウォータースイム」のプレイベント 鳥取県米子市

松田丈志さん(中央)とともにごみ拾いに汗を流す参加者=米子市西町

 ごみ拾いをスポーツとして楽しむイベント「スポGOMI@中海」が22日、米子市西町の湊山公園周辺で行われ、元競泳日本代表で五輪メダリストの松田丈志さん(40)をはじめ、参加者が汗を流しながら町中のごみをかき集めた。 

 23日に開催する中海を泳ぐ大会「中海オープンウォータースイム」のプレイベントとして大会実行委員会が昨年に続いて開催した。3~5人で1組となり、子どもから大人まで24チーム82人が参加した。

 スポーツごみ拾いは世界大会も開かれるなど、環境に優しいスポーツとして近年注目を集めている。今回は制限時間60分間で、湊山公園からJR米子駅周辺の指定エリア約2キロを巡って、可燃、不燃、たばこの吸い殻、ペットボトル、瓶缶の5種類のごみを拾う。それぞれ100グラムごとの得点が決まっており、終了後に重量を競って優勝チームを決める。

 松田さんが「ルールにのっとって全力を尽くしましょう」とあいさつし、競技が始まった。参加者はごみ袋と火ばさみを手に、交通量の多い駅前周辺で得点の高いペットボトルを探したり、湊山公園内で細かく可燃ごみを拾ったりと、それぞれの作戦に合わせてごみ拾いを楽しんでいた。

 ハンドボール部員17人で参加した米子東高校2年の宮崎百花さん(17)は「勝負となるとごみ拾いもみんなで楽しくできる。面白かった」と話した。

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