雨で地盤の緩んでいるところも…加賀・能登ともに土砂災害に警戒

県内は低気圧と前線の影響を受け各地で雨が降り続いていて気象台が土砂災害への警戒を呼びかけています。

23日の県内は低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み加賀地方を中心に強い雨が降り続いています。

24日午後6時までに予想される24時間の降水量はいずれも多いところで加賀で60ミリ、能登で30ミリとなっています。

こうした中、能登町の宇出津港周辺では地震による地盤沈下で海水が流れ込むようになり、道路が冠水しています。地元の人によりますと雨によって冠水の被害が拡大しているということです。

一方、輪島市町野町では地震で屋根の瓦が落ちるなどした住民たちのためにブルーシートの配布が行われました。

住民:雨がしばらくなかったから油断しとったわ。(屋根に今も)ブルーシートかけてるからね、部分的じゃないから大変。

気象台によると雨のピークは過ぎましたが、24日の明け方にかけて加賀地方を中心に雨が降り続く予想です。

これまでの雨で能登地方では地盤の緩んでいるところがあるとして、気象台は加賀・能登ともに土砂災害への警戒を呼びかけています。

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