復帰のシャーザーが5回零封 レンジャーズ4連勝で復調の兆し

【ロイヤルズ0-4レンジャーズ】@グローブライフ・フィールド

日本時間6月24日、レンジャーズは本拠地グローブライフ・フィールドで迎えた3連戦の最終戦に4対0で勝利。ロイヤルズに対するスウィープを決め、4連勝となった。この日にILから復帰し、今季初先発となったマックス・シャーザーは5回無失点の好投で今季初勝利。打線は5回に6番ワイアット・ラングフォードのタイムリーなどで3点を先制するなどシャーザーを援護した。ロイヤルズは5.2回3失点の先発アレック・マーシュに5敗目(5勝)。これで3連敗かつ直近4カード連続負け越しと、ブレーキがかかっている。

シャーザーは、オフにヘルニアの手術を受け、さらに右手親指の炎症や神経の痛みとも戦った末、シーズン77試合目にして今季初先発。神経と親指はまだ完治していないようで57球で降板となったが、それまでは圧巻の投球を披露した。5回を投げて許したランナーは二塁打の一人のみ。4三振を奪って失点は無かった。57球のみで大事を取って降板したが、「5日間でできることを最大限にしようとしている。次の先発を5日以内にしなければならない」とあくまで次を見据えた判断だったようだ。

39歳の鉄腕の好投に応えたのは、22歳のルーキーだった。5回無死1・2塁のチャンスで、6番ラングフォードが右中間を破るタイムリー二塁打。昨年ドラフト全体4位の超有望株は序盤こそ苦しんだが、直近15試合はOPS.937と適応している。さらに9番レオディ・タベラスがタイムリーで続いて、この回レンジャーズは3点を先制。7回には3番ジョシュ・スミスの7号ソロで4点目を加えた。

2番手ホセ・ウレーニャが4回無失点の好リリーフで今季初セーブを挙げ、レンジャーズは4対0で完封勝利。連勝は4に伸び、借金は3に減った。ここまでディフェンディング・チャンピオンらしからぬ苦戦が続くレンジャーズだが、シャーザーの復帰が反撃の狼煙となるだろうか。

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