ブルージェイズのNo.2有望株マルティネスがPED使用で出場停止処分

日本時間6月24日、ブルージェイズのNo.2有望株オレルビス・マルティネスがPEDの使用で80試合の出場停止処分を受けたことをMLB機構が発表した。マルティネスは2日前のガーディアンズ戦でキャリア初安打を記録したばかりだった。

マルティネスからはパフォーマンス向上薬(PED)に指定されているクロミフェンが検出されたという。「私は自分の行動に全面的に責任を持ち、出場停止を受け入れた。・・・バッファロー(AAA)とトロントのチームメイト、ブルージェイズの組織、そして何よりも、私のキャリアを支えてくれたファンに謝罪したい」とマルティネスは声明で処分を受け入れることを明かした。また、マルティネスは声明の中で、オフシーズン中に故郷・ドミニカ共和国で処方された不妊治療薬の影響で陽性が出たとし、パフォーマンスを上げるために薬物を摂取したことを否定している。

2018年に350万ドルもの契約金でインターナショナルFAとしてブルージェイズに加入したマルティネスは、トントン拍子にマイナーを駆け上がり、今年メジャーデビュー。確実性に不安を抱えるものの、2021年から3シーズン連続で28本塁打を放ったパワーが評価されていた。『MLBパイプライン』の有望株ランキングではMLB全体で68位にランクインするなど、全国区で高い評価を受ける有望株だった。

ア・リーグ東地区最下位に沈むブルージェイズは、本塁打数がMLBワースト3位とパワー不足に喘いでいた。今季AAAで既に14本塁打を放っていたマルティネスは数少ない希望の光だったが、メジャーデビューから数日後にまさかの出場停止処分。チーム状況からすれば、非常に痛い戦力の損失となってしまった。

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