通学路の危険を再確認 那須塩原・東原小で児童が「安全マップ」作成

地域安全マップを作成する児童たち

 【那須塩原】県くらし安全安心課はこのほど、東原小で「地域安全教室」を開き、5、6年生計72人が通学路の危険箇所をまとめた「地域安全マップ」を作成した。

 同教室は、児童たちが犯罪や事故の危険性が高い場所を確認し安全性の高い場所を選んで行動してもらうことが目的で、県内の小学校で実施している。

 事前講座は5月10日に行われ、同課の関口聖也(せきぐちせいや)さん(43)が「高い塀で見通しが悪い、など景色で危険な場所かどうか判断してほしい」と危険箇所を見つけるポイントを説明。児童はその後、関口さんの話を参考にして通学路の危険箇所をカメラで撮影した。

 7日は自宅が近い人同士で班を作り、同校周辺を示した地図に写真を貼り付けた。「ガードレールがない」「人通りが少ない」など、撮影した理由も記入して危険箇所をまとめた地域安全マップを作りあげた。

 6年生の室井陸(むろいりく)さん(12)は「通学路の危険箇所を再認識できた。自分が気付いた場所だけでなく、他の人が危険だと感じた場所にも気を付けていきたい」と誓った。

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