「神戸アリーナプロジェクト」を運営するOne Bright KOBEはこのほど、神戸ウォーターフロントの新エリア「TOTTEI PARK」（神戸市中央区）を着工した。
＜TOTTEIエリアイメージ＞
同社は、神戸ウォーターフロントに2025年4月開業予定の日本初・270度海に囲まれた水辺のアリーナ「GLION ARENA KOBE（ジーライオンアリーナ神戸）」を中心に、周辺エリアとの一体運営による新たな神戸の魅力づくりと地域活性化を目指している。
2024年4月には、アリーナが立地する新港第二突堤の愛称を「TOTTEI（トッテイ）」に決定。最大1万人収容規模の次世代アリーナを中核施設に、レストラン・商業エリアのほか、神戸の海と山並みを五感で楽しめる「TOTTEI PARK（トッテイパーク）」との一体運営により、神戸の最先端エンターテインメントエリアの創出を目指すことを発表した。
＜海から臨むTOTTEI PARK＞
そして今回、アリーナ開業と同時期の2025年4月開業に向け、「TOTTEI PARK」内の建築物「緑の丘」の工事を開始。ロケーションは、主要ターミナルである三ノ宮駅から徒歩20分ほどの距離に位置し、神戸空港や新幹線の駅からのアクセスも良く、神戸を代表する観光スポットであるメリケンパークやハーバーランドと程近い神戸ウォーターフロントエリアとなる。
＜緑の丘イメージ＞
国内初「港湾環境整備計画」の認定を受け、港を緑化したシンボリックなパークを官民一体で整備する。神戸を拠点に数々の設計を手掛けてきた若手実力派の建築家・畑友洋氏がパーク一体型建築をデザイン。エリア全体の緑化空間を一つのピクニックシートに見立て、その一部を「つまみ上げる」イメージで作り上げた高さ10メートル超の「緑の丘」状の建築物をTOTTEI先端に建設予定だ。
建物の屋根に登れば神戸ウォーターフロントならではの海・六甲山をパノラマビューで堪能できるほか、イベント時には観客席にもなる。屋根の下となる建物内は、神戸の美味を取りそろえたダイニング空間とし、ここにしかない「シン・TOTTEI体験」を提供するという。
＜緑の丘内部イメージ＞
緑の丘状の建物内には、全天候型の緑や木々が感じられる多目的スペースを用意し、新たなコミュニティプラットフォーム空間を登場。心地よい海風を感じながら楽しめるBBQレストランや、オリジナルクラフトビールを醸造するブルワリーの開業など、唯一無二のダイニング体験を提供する。2025年4月にTOTTEI PARKのみ先行オープン、飲食施設は順次開業する予定だ。
■港湾環境整備計画概要
認定区域：新港突堤西地区 新港第2突堤緑地
施設立地：兵庫県神戸市中央区新港町130-1、130-1地先国有地
構造：1棟2階建て 鉄骨造
建築物面積：約900m2
パーク予定地面積：約6000m2
施設所有者：One Bright KOBE
設計：畑友洋建築設計事務所
施工者：柴田工務店
開業時期：2025年4月
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