災害公営住宅の建設地「過去に豪雨で浸水」 300人以上の市民が『不適切』と訴え裁判 熊本・人吉市

熊本県人吉市での災害公営住宅の建設に反対する市民グループの裁判が始まりました。

現在、人吉市の中心部で建設が進められる災害公営住宅。その建設地は2020年7月の豪雨で浸水しているため、300人以上の人吉市民が計画の場所での建設は不適切だと訴えています。

この反対の動きは裁判となり、今回、松岡隼人(まつおか はやと)人吉市長に対し、土地の購入費として既に支出した約7000万円の返還と、住宅購入費として予算を計上している約18億円の支出の差し止めを求めています。

きょう(24日)の第1回口頭弁論で、原告側は建設地が「大雨が降るたびに避難をしなければならない浸水被害地域だ」と訴えました。

被告側は棄却を求めて争う姿勢を示しています。

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