海外移籍の準備でチーム離脱の酒井宏樹が想いを伝える「レッズに関わるすべてのみなさんには感謝しかありません」

浦和レッズのDF酒井宏樹が、6月24日に自身のインスタグラムを更新。海外移籍を前提としたチームからの離脱を表明した。

柏レイソル、ドイツ1部のハノーファー、フランス1部のマルセイユでプレーしてきた酒井は、21年6月に浦和に加入。23年からは主将を務めてきた。

そんな34歳は、自身の想いを以下のように綴った。

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「このたび、海外クラブへの移籍に向けた準備のため、チームを離れることになりました。2021年6月にマルセイユから浦和レッズに加入して以来今日まで、伝統ある偉大なクラブの一員として、一つでも多くのタイトルをファン・サポーターのみなさんと共に獲得したいというおもいで、1試合1試合全力で闘ってきました。

その中でも自分が浦和に移籍してきた最大の目標、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2022での優勝は自分にとって、とても特別なものになりました。ACL決勝第1戦で大アウェイの中、サウジアラビアまで足を運んでくれたファン・サポーター約700人の姿。あの光景と後押しは今でも鮮明に、脳裏に焼き付いています。みなさんの熱いおもいと一緒に獲ったACLのタイトルは、今後自分がどのようなキャリアを進むとしても、絶対に忘れることはありません。

こうした時期にチームを離れることは非常に難しい決断でしたが、マルセイユから浦和レッズへの移籍を決めた時と同様に、自分の新たなる目標と挑戦のためには必要な決断でした。必ずまたこの挑戦を成功させ、素晴らしいキャリアと生活を得られるよう頑張ります。

最後に、自分のおもいを理解し尊重してくれたクラブに感謝しています。そして何よりもこの3年間、自分に愛情を注いでくれた浦和レッズに関わるすべてのみなさんには感謝しかありません。本当にありがとうございました。酒井宏樹」

チームを牽引してきた名SBが、心のこもったメッセージで感謝の気持ちを表した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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