陸上自衛隊のなかでもっとも過酷と言われるレンジャー訓練 およそ3ヶ月に及ぶ過酷な訓練が終了 隊員に徽章を授与 山口

訓練はおよそ3か月間に及びました。
陸上自衛隊のなかでもっとも過酷と言われるレンジャー訓練を終えた隊員が帰還しました。
訓練を終え、陸上自衛隊山口駐屯地に帰還したのは中国地方の3つの駐屯地に所属する自衛隊員、11人です。

11人には「レンジャー隊員」の資格を与えられ徽章が授与されました。
レンジャー隊員は有事の際に部隊の最前線に立ち、任務を遂行します。

レンジャー隊員になるための訓練は陸上自衛隊のなかでもっとも過酷と言われています。

体力を鍛え、潜入に必要な知識を学ぶ基礎訓練と実際に山に入り、潜入や襲撃などをする行動訓練がおよそ3か月間に及びます。

最後に行うのはおよそ40キロの装備を背負い、山の中を移動しながら数日間生活する想定訓練。

限られた食料と水分で1日を過ごし時にはヘビやニワトリをさばいて食べたということです。

レンジャー隊員に合格した中村桃太郎3等陸曹
「周りの人がいなくて自分ひとりだったら絶対このレンジャー教育、最後までやりきることができなかったなと、今日、みなさんの顔を見て、帰ってきたときに感じました。(レンジャー隊員を志した理由は)より強い隊員になって国民のみなさんをよりしっかり守っていけるような隊員になりたいと心から思ったからです」

帰還した隊員たちは家族や仲間と再会のひとときを過ごしました。

訓練に合格する隊員の割合は全陸上自衛隊員のなかの1割以下ということです。

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