「宮城で真珠養殖を」村井知事が検討指示

宮城が真珠の養殖地になるかもしれません。村井知事は6月24日の会見で、近年の海水温の上昇を踏まえ、宮城県沖での真珠の養殖について検討を指示したことを明らかにしました。

宮城県 村井知事
「宮城県の近くでイセエビがとれるんですよ。最近。イセエビが。つまり、かつての三重県の海水温に近づいてきているということですよね。宮城で真珠の養殖といったようなことも、5年後10年後を考えてチャレンジしていくべきじゃないのかなということを指示をいたしました」

24日の会見で村井知事はこのように述べ、宮城県沖での真珠養殖の検討を指示したことを明らかにしました。

村井知事は海産物の輸出で利益をあげているのは真珠であることに言及。宮城県沖でイセエビがとれるのであれば、三重県の伊勢地域で盛んに生産されている真珠の養殖も検討に値するとの認識を示しました。

宮城県 村井知事
「よく調べて、いろいろ実験しながら、そういったお手伝いをするのが、我々の役割だと思っていますから、漁協ともよく調整をして、やってみたいということであれば、全面的に協力したいと思っています」

会見では県が主導する4病院の再編構想についても問われ、検討を進めている県立精神医療センターの分院案について、この案以外についても幅広く検討するよう指示していることを明らかにしました。センター側との分院案を巡る協議では2拠点化による経営面や人材面などの懸念の声が寄せられているということです。

宮城県 村井知事
「今の案も良い案だと思うので、今の案をベースにしながらでもいいですが、とにかく色々幅広によく考えてくれと。それだけに拘泥しなくていいですよというような言い方をしているということ」

© 仙台放送