子どもが手口を知っていれば、祖父母が詐欺に巻き込まれそうなとき声掛けもできる 小学校で詐欺防止の講習会

お年寄りを特殊詐欺から守るには地域のみんなが手口を知っておく必要があると、24日、鳥取県鳥取市の小学校で講習会が開かれました。

浜村小学校の3年生以上は160人。鳥取市西商工会青年部と浜村警察署の人達が演じる詐欺の手口をじっと見守りました。

子どもが手口を知っていればおじいさん、おばあさんが巻き込まれそうなとき声掛けもできる、というのが今回の講習会の狙いで、家族や地域が力を合わせて特殊詐欺に立ち向かいます。

医療費が返ってくると市役所からかかってきたウソの電話、ATMに行くよう言われますが…。

「おじいちゃん、ちょっと待って、それね、その電話、詐欺だで」

児童は
「詐欺というのは一連の流れでお金を取られてしまうということがわかりました」
「もしおじいちゃん、おばあちゃんにそういう電話があったら、その電話は詐欺と言うことを伝えたいです」

鳥取市西商工会青年部 水田祐二 部長
「小学校のお子さんたちと一緒になってすることで、よりおじいさん、おばあさんへの信憑性が高まって伝えられるんじゃないかという企画で考えさせて頂きました」

商工会青年部はチラシも配って、地域ぐるみで特殊詐欺撲滅を進めることにしています。

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