「蒸れにくい防水特殊素材」「防水スプレーの上手な使い方」 雨の日もおしゃれなレインシューズで外出を! レインシューズ最新情報 お手入れ方法も

気象庁は23日、東北地方が「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。岩手県内もこの先しばらくは、雨の日や湿度の高い日が多くなる見込みです。そこで「季節楽しむ 雨を逆手に」と題して、雨の日を快適に過ごすためのグッズや、雨の日でも楽しめるお出かけスポットなどをシリーズで紹介します。

まず最初のテーマは、「雨の日もおしゃれは足元から」。レインシューズの最新トレンドや靴の雨対策についてです。
季節外れの暑さが続いた2024年の6月。

盛岡市では、最高気温が30度以上の真夏日となった日が23日までに8回を数え、6月の観測史上最多を更新しました。
そんな岩手県内にも雨の季節がやってきました。
気象庁は23日、東北地方が「梅雨入りしたとみられる」と発表。

岩手を含む東北北部は平年より8日遅く、去年より14日遅い梅雨入りで、向こう1週間は、低気圧や湿った空気の影響により、曇りや雨の日が多い見込みです。
雨の日が増えると、私たちの頭を悩ませるのが靴の問題ではないでしょうか?

盛岡市大通に店を構える、1950年創業の老舗。「菅原靴店」の三代目、菅原誠社長です。靴の専門家の菅原社長に、近年のレインシューズのトレンドを聞きました。

(菅原誠社長)
「『GORE-TEX』という素材を使用した靴が多種多様にいろいろなモデルで出ている」「靴の中の蒸れた空気は全部外に出して水は入ってこない」

最近は機能性はもちろん、ファッション性の高い商品が売れ筋だそうです。
もともとアウトドア用品に採用されてきた雨を弾きやすく、蒸れにくいのが特徴の特殊素材は、今ではビジネス用の革製スニーカーやタウンシューズにも採用され、ラインナップも豊富です。
価格は1足で2万円から2万5000円と決して安くありませんが…

(菅原誠社長)
「10年20年持つ防水性があるので、1足スニーカーを良い物を買っていただければ」

菅原社長は、機能性の高い靴を選ぶこと以外にも、雨から足元を守る方法があると話します。それが…

(菅原誠社長)
「雨と言えば防水スプレーというのも一家に1台ぐらいしっかりと用意しておいてください」

吹きかければ、水を弾く効果に加えて、汚れが付きにくくなる効果も期待される防水スプレー。
お気に入りの靴を雨の日に汚さないためにも使いたいアイテムです。
一口に防水スプレーと言っても、靴に対応した商品や、スウェードの生地専用など、種類はさまざまです。
その使い方にもポイントがあるといいます。

(菅原誠社長)
「前の日とか10日前に、今度旅行に行くからと吹きつけて靴をしまう方がいると思いますが、実は蒸発してしまうので効果が半減しちゃう」
出かける直前に使用することで効果を高めることができるということです。

さらにこんな活用方法も。
(菅原誠社長)
「洋服の裾とかにも一緒にかけてしまうといい」

防水スプレーを活用することで雨の日でも好きな靴、好きな服で外出を楽しむことができるといいます。
今年3月まで盛岡市大通商店街協同組合の理事長を務め、現在も役員として地域のにぎわいづくりに努める菅原社長。
新型コロナで外出を控えることを求められた時期を経験したこともあり、雨を理由に家に閉じこもるのではなく、雨の日でもおしゃれをして街へ出かけてほしいと考えています。

(菅原誠社長)
「雨グッズというのはたくさん世の中にありますので、ぜひそういったものを事前に準備してもらって雨に備える。そうすることによって、雨の日も楽しく街の中に遊びに行けるし、いろいろな仕事もできる」

梅雨のジメジメでなんとなく気分も落ち込みがちになるこの季節。

足元からのおしゃれで気分を変えてみてはいかがでしょうか?

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