生育順調肉厚に JAとなみ野、特産タマネギ初出荷

選別される玉ねぎ=砺波市五郎丸のJAとなみ野たまねぎ集出荷貯蔵施設

 JAとなみ野は24日、特産タマネギの出荷を開始した。初日は56トンで、栽培管理の徹底によって生育は順調となっている。玉しまりがよく、肉厚でみずみずしいのが特徴で、今季は7千トンの出荷を見込む。

 砺波、南砺市の95団体が栽培し、栽培面積は148ヘクタールとなる。秀品率(商品として出荷できる割合)を昨年度を上回る85%に高め、10アール当たり単収は5.5トンを目指す。販売総額は6億円超を見込む。

 砺波市五郎丸のたまねぎ集出荷貯蔵施設で行われた出荷式では、土田英雄組合長が「品質のいいタマネギができた。丁寧に出荷して高値で取り引きしてほしい」と述べた。同JAたまねぎ出荷組合の齋藤忠信組合長、県砺波農林振興センターの川嶋徹次長があいさつした。トラック2台が富山と高岡市場に出発した。県内を中心に関東、中京圏にも出荷される。出荷作業は1日70~80トンのペースで9月頃まで続く。

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