「私自身が最大の批評家」イングランド代表監督が説く、ベストな批判への向き合い方「我々は残酷なまでに正直」【EURO】

現地時間6月25日に開催されるEURO2024のグループステージ第3節(C組)で、ガレス・サウスゲイト監督が率いるイングランド代表は、スロベニア代表とドイツのケルンで相まみえる。

悲願の欧州制覇を目ざすフットボールの母国は、ハリー・ケイン、ジュード・ベリンガム、フィル・フォデン、デクラン・ライスら屈指のタレントを擁しながら、ここまで1勝1分で勝点4。得点はわずか2点に留まっており、迫力不足は否めない。

期待が大きい分、厳しい声が多く上がるなか、英公共放送『BBC』によれば、批判について聞かれたサウスゲイト監督は「我々がいるのはそういう世界だ。気にしていない。全く重要ではないからね。私にとって重要なのは、このグループの選手たちのガイドだ」と回答。そのうで、心構えをこう伝えた。

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「私たちは期待される注目のチームであり、全ての行動が吟味されると理解している。その生活にはとても慣れているよ。外部の意見に耳を傾ける必要はない。私自身が最大の批評家であり、選手たちもそうだと思うからだ。もっと良くなるべきところは分かっている。我々はその点において、残酷なまでに正直だ。それがチームを指導し、パフォーマンスを向上させる方法なんだ」

また、主軸のライスは、指揮官が年長の選手たちと「素晴らしい内部での話し合い」をしたと明かした。

「グループ内におけるガレスの良いところは、とてもオープンで正直な点だ。ピッチ上で何か問題があれば、見直し、改善する。そしてより良くなるんだ」

イングランドはここまで2分けで未勝利のスロベニアを確実に下し、首位通過を決められるか。もし2位での突破となれば、決勝トーナメント1回戦でいきなりドイツと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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