「理解するのは難しい」「賞賛に嫉妬か」初戦ゴラッソの“トルコのメッシ”を先発から外したモンテッラ采配を海外メディアが疑問視! 指揮官は理由を説明も...「驚きだ」

現地6月22日に開催されたEURO2024のグループステージ第2節(F組)で、トルコがポルトガルとドルトムントで対戦。0-3で敗れた。

物議を醸しているのがヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の采配だ。3-1で快勝したジョージアとの初戦でスーパーゴールを叩き込んだ19歳のアルダ・ギュレルを先発から外したのだ。

【動画】“トルコの若き天才”ギュレルがEURO初戦で決めたスーパーショット!
レアル・マドリーに所属する“トルコのメッシ”が投入されたのは、すでに勝負が決した70分から。それでも、存在感を発揮した。

トルコのメディア『milliyet』は、「欧州のメディアがアルダ・ギュレルに驚き」と見出しを打った記事を掲載。「ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督がアルダ・ギュラーを『疲れている』としてベンチに置き、70分に投入するという決断は、国外メディアでも大きく報道された」と伝えた。

その中で、ギュレルがプレーするマドリーの贔屓紙として知られる『AS』のアルフッド・レラーノ記者はこう指摘したと報じている。

「アルダ・ギュレルは試合に入ったときから存在感を示した。彼は中盤とペナルティエリアに近いエリアで有意義にボールを動かし、彼の周りで物事が展開した。このことを考えると、なぜ彼が先発しなかったのかを理解するのは難しい。モンテッラは自分自身をスポットライトにさらしたいと考え、主力選手に対するメディアの賞賛に嫉妬した反応を示す監督の一人ではないかと懸念している」

また、指揮官の母国イタリアの『Calciomercato』も、「モンテッラは軽い筋肉疲労のため、ジョージア戦で素晴らしいゴールを決めたアルダ・ギュレルとユベントスのケナン・ユルドゥスをスターター11人として出場させなかった。驚きた」と綴った。

指揮官は長時間プレーできる状態ではなかったと説明したが、至宝の状態がいいだけに、采配を疑問視する声が上がっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

© 日本スポーツ企画出版社