子宮頸がん受診を啓発 県と中外製薬が動画を作成 要因や検査内容などを解説

県と中外製薬が作成した啓発動画

 県と中外製薬(東京都)は、子宮頸(けい)がん検診を啓発する動画を作成し、県健康増進課の公式ユーチューブチャンネル「とちぎ健康づくりちゃんねる」で公開している。

 子宮頸がん検診受診率が低い20代など県民の若い世代に関心を持ってもらう狙い。県立がんセンター婦人科長の町田静生(まちだしずお)医師が、子宮頸がんの起こる要因や検診で行う検査内容について、一問一答形式でポイントを解説している。時間は約8分40秒。

 昨年、県と同社は「がん対策に係る連携協定」を結んでおり、予防や検診の受診促進などを柱とした取り組みの一環。県ホームページ(HP)でさまざまな症状や検査方法、AYA世代(15~39歳)の体験談などを紹介する同社HPのリンクなどを掲載している。

 同課担当者は「子宮頸がんは若い女性がかかりやすい一方、早期発見できれば治療しやすい。動画を通じ、定期的な検診につなげてほしい」と呼びかけている。

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