「無病息災を祈って」伝統の氷室まんじゅう作り始まる 金沢市

7月1日は「氷室の日」。金沢の和菓子店では無病息災を祈って食べる氷室まんじゅう作りが始まりました。

金沢市の老舗和菓子店・森八でも毎年この時期は夜を徹してまんじゅう作りが行われます。

藩政時代、前田家は冬場に積もった雪を「氷室」と呼ばれる貯蔵庫に保存し、夏になると氷として将軍家に献上、氷が無事届くことを祈願してまんじゅうを奉納した風習が現在に受け継がれています。

森八 中宮千里 若女将「おまんじゅうについても酒まんじゅうとなっているので、夏元気がなくても食べやすい味となっています」

無病息災を祈る初夏の風物詩、「氷室まんじゅう」。

森八では25日から店頭での販売を始め、「氷室の日」の7月1日までに8万2000個を作るということです。

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