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認知症の予防や早期対応の必要性などについて学ぶ講演会が、安来市で開かれました。
この講演会は、認知症になっても安心して暮らせるまちづくりをテーマに安来第一病院が開きました。
講師を務めたのは、鳥取大学医学部の浦上克哉教授で、アルツハイマー型認知症の新薬で、山陰で初めて鳥大病院で患者への投与が始まった「レカネマブ」の有効性と今後への期待感を示しました。
鳥取大学医学部・浦上克哉教授:
この疾患修飾薬は、病気の進行を変えることができる。一番最初のイベントに対してアプローチができるので、これが有効にアプローチできれば根本治療薬になりうる可能性がある。
この上で、認知症は誰もがなり得る病気だからこそ、予防と治療への正しい知識や理解が重要だと述べました。
安来第一病院・杉原勉院長:
認知症は国民病という位置づけですので、地域のみなさんが認識しながら、認知症患者が安心して過ごせるためには一丸となってやらないといけない。
講演会には、医療従事者や地域住民など約500人が参加し、認知症の最新の情報や地域での取り組みの必要性について耳を傾けていました。