西武、トレード移籍の松原聖弥「走攻守すべてがアピールポイント」入団会見で意気込み 渡辺監督代行も大きな期待

入団会見を終え、渡辺監督代行(右)とポーズをとる西武・松原(撮影・冨永豊)

西武は24日、巨人から交換トレードで獲得した松原聖弥外野手(29)の入団会見を埼玉県所沢市内の球団施設で行った。

スーツ姿で現れた松原は「ジャイアンツに7年半いて活躍したのは2年ほどで、ここ2~3年はくすぶっていたのでチャンスだという喜びと寂しさがあります」と心境を語った。

西武については「細かい部分は知らない」と話した上で、巨人時代に一緒にプレーした時期がある炭谷銀仁朗選手(36)の存在に言及。「一緒にいた時にすごくお世話になりました。(古巣の)西武に戻っていい雰囲気だと聞いていたので、まず銀さんに会いたい」と笑みを浮かべた。

パ・リーグの印象を「力強いバッター、力強いピッチャーが多い」とし、その中でプレーすることに「強い投手の真っすぐを打ち返してアピールしたい。走攻守すべてがアピールポイントだと思っているので、どんな場面でも全力を出して、レギュラーに近い存在になれるように頑張りたい」と力を込めた。

ゼネラルマネジャー(GM)の渡辺久信監督代行は「シーズン途中でのトレードで本人も不安があると思うが、チャンスを生かしてほしい。レギュラーをつかみ取るような気概で、もう一度(巨人で)輝いていた時のような姿を見せてほしい」と期待を寄せた。

背番号は35。松原は仙台育英高―明星大から育成ドラフト5位で2017年に巨人に入団。173センチ、74キロの右投げ左打ちの外野手。20年に支配下選手登録され、21年にはセ・リーグの育成出身選手として初の2桁となる12本塁打をマークした。

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