「もめごとになり…」 同僚の30代男性を刺したベトナム人の男(22)が殺人未遂容疑で逮捕 現場からは包丁が押収される

24日夜、愛媛県松前町でベトナム人技能実習生の男性が背中を刺される事件があり、同僚のベトナム人の男が殺人未遂の疑いで逮捕されました。現場から包丁が見つかり押収されたということです。
逮捕されたのはベトナム国籍で会社員のタ・スアン・チュオン容疑者22歳です。

タ容疑者は、24日午後7時半ごろ、松前町筒井の社員寮で同居している30代のベトナム人技能実習生の男性を殺害しようと包丁で背中を刺したとして、殺人未遂の疑いがもたれています。
被害者の男性は、刺された後、近くの義農公園まで逃げ、通行人が消防に通報しました。

男性は、背中の骨まで届く刺し傷があり、松山市内の病院に運ばれましたが命に別状はないということです。
タ容疑者は逮捕前の任意の事情聴取では「もめごとになり台所の包丁で切り付けた」という趣旨の供述をしていたということです。

しかし、逮捕後の調べに対し刺したことは認めたものの「故意ではない」と容疑を否認しているということです。

警察は、現場の社員寮から複数の包丁を押収していて、いずれかが凶器とみて特定を進めるとともに2人に何らかのトラブルがあったとみて事件の経緯などを調べています。

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