本との出会いを子どもたちへ!感情に合った本を提供する“感情図書館”で女子大学生が奮闘!【アスヨク!】

東京・足立区の商店街にある駄菓子屋irodori。お店の奥に入ってみると、秘密基地のようなスペースが姿を現す。そこにいたのは…。

「もうママの適当なお料理が食べられなくなるんだ。
そうね、おばあちゃんの丁寧なお料理しか食べられないね」

本の読み聞かせをする大学4年生の横澤毬子(よこざわ・まりこ)さん。

「学校で近年いじめがすごく増加していて、家に帰っても(両親が共働きで)1人ぼっちだったりがあって、子ども達の気持ちがすっと軽くなるような本との出会いを届けたい」

仲間とともに作った“感情図書館”

「本は子どもの心を成長させる」と考える横澤さん。そこで、仲間とともに作ったのが“感情図書館”だ。「悲しいとき」「モヤモヤするとき」など“感情ごと”に本が並べられている。

子ども
これは?

横澤毬子さん(22):
これは“すっきりしたいとき”。

子ども:
これは?

横澤毬子さん(22):
これは“自分が嫌になったとき”。

大学では、先生を目指して日々勉強している横澤さん。

「子どもたちが少しでも本に触れる機会を増やしたい」と活動を始めた。“感情図書館”を通じて、横澤さんが子どもたちに感じてほしいこととは。

「子どもたちが自分で本を選んで、自分で本を読むことで、その時に抱えている悩みを、自分の力で解決する、心が救われたりという経験を本からしてほしいなと考えています」

抱え込んでいることが本で救われることもある。

そんな経験をしてほしいと子どもたちを思いやる横澤さんの活動はあすも続く。
(「イット!」6月20日放送より)

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