田んぼの苗を食べてしまうジャンボタニシの被害を防ごうと、自治体と地元の農家で駆除活動が行われました。
正式名称は「スクミリンゴガイ」、通称「ジャンボタニシ」は1980年代に食用として持ち込まれた外来種で、各地へ広がり稲に被害を及ぼすようになりました。
小田原市内の用水路である酒匂堰の左岸はとくに被害が多く、4年前から県と市、地元農家の協力で駆除活動を開始。
現在は地元の支援学校の生徒も参加しています。
活動では生徒たちが手作りしたペットボトルの仕掛けを被害の多い田んぼに設置していきます。
ペットボトルごとに餌を変えていて、それによって捕獲数が変わるかの調査も兼ねているということです。
参加した生徒
「数がすぐ増えるのと、毎回やらないと大変だなと思った」
永塚環境保全会 田辺周男代表
「若い人がぜひ農業に関心(被害も含めて)をもってもらうのは本当に良いことだと思う。 こういうことを将来も続けていきたい」
仕掛けは1週間後に回収し、捕獲数の調査を行うということです。