熊本県は、3年前に閉館した「火の国ハイツ」について、民間への売却を前提に検討していることを明らかにしました。
熊本市東区にある宿泊施設「火の国ハイツ」は、コロナ禍に利用者の減少が加速し、「運営が困難」として3年前に閉館しました。
ただ、県民総合運動公園の敷地内に立地するため開発が制限され、いまだ活用方法が定まっていません。
きょう(25日)の熊本県議会で、その活用方法を問われた県は。
県商工労働部 三輪孝之部長「都市公園区域から除外することを熊本市にも相談しながら、民間などに売却することを前提として検討を進めて参ります」
県の内部では活用策を見いだせなかったということです。
県によりますと、仮に「都市公園区域(※1)」から除外されたとしても、「市街化調整区域(※2)」ではあるため、売却先は公益上必要な社会福祉施設などになる見込みです。
(※1)都市公園区域…用途は、公園施設の活用に限る
(※2)市街化調整区域…用途は、公益上必要な学校・社会福祉施設・公民館などの活用に限る