職場の照明・熱中症対策は大丈夫? タワマン建設現場を熊本労働局がパトロール「高齢の労働者も働きやすい環境を」

熊本駅の西側で地上30階建てのタワーマンションの建設が進められています。

6月25日の安全パトロールでは、労働局や労働基準監督署の職員が、事故を未然に防ぐための取り組みを確認しました。

現場担当者「スポット照明だけだとそこだけが明るくて他が暗くて、明度の差が激しくお年寄りの人などがつまずいてしまう」

そのため、暗い場所ではスポットライトだけではなく、チューブライトも取り付けて明るさを確保しています。

また、熱中症に関しては、現場で働く人全員に深部体温を測定する器具を取り付ける他、暑さ指数を計測する装置を複数設置して対策しています。

熊本労働局によりますと、去年、新型コロナを除く労働災害での死傷者数は2031人(死者数9人)と過去9年間で最も多く、そのうち60歳以上の割合が30%を超えています。

熊本労働局は、高齢の労働者も働きやすい職場を作るよう呼びかけています。

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